引き合いが来ないホームページでも営業に役立てる

私はいつも、見積依頼や資料請求などの
引き合いが来るホームページを作るために試行錯誤しています。

しかし、商材などによってはたくさんの引き合いが来るとは限りません。

今回は

『たとえホームページからの引き合いが来なかったとしても
ホームページを営業に役立てることができる。』

そんなホームページの活用をしている会社がありましたので
ご紹介したいと思います。

株式会社向田工業所さま
http://www.mukaida.co.jp/

向田工業所さんはアルミのキャリーケースや選挙用品の
製造販売をしている会社ですが、ダイレクトメールを使った
営業活動をされています。

商品を購入してくれるであろう業種の顧客リストを購入して
ダイレクトメールを送るわけですね。

個人情報が入った書類を搬送するための『書類ケース』を
販売する為にダイレクトメール送付した時のことです。

書類を安全に搬送するための書類ケースなので、
個人情報を扱う不動産業界や銀行などの金融業界からの
引き合いが多いはずだと考えてDMを送ってみましたが
思ったほど反応がありませんでした。

そこで、なぜだろうかと
ホームページのアクセスログ解析を調べてみました。

アクセスログ解析からは閲覧者数やリンク元などの情報のほかに
アクセス元のホスト名やIPアドレスなど
アクセスして来た人の簡単な情報がわかります。

例えばソニーの社員が会社からアクセスしてきたら
[sony.co.jp] からアクセスがあったという情報が残ります。

このホストの情報や検索キーワードを調べてみると
どうやらバイク便やIT産業など考えていたのとは違う業種の人が
『書類ケース』のページを見に来ていることがわかりました。

そこでダイレクトメールの発送先をこれらの業種に変えてみたところ、
なんとそれまでの5倍から6倍もの反応が
得られるようになったそうです。

このようにアクセスログ解析システムを利用することで
ホームページの内容を良くしていくはもちろんですが、
マーケティングにも利用することができるのです。

ちょっと面白い使い方ですね。

アクセスログ解析はホームページ運営の為の必須のツールです。

Google Analyticsが有名ですが
向田工業所さんは「らくらくログ解析」というツールを
利用されているそうです。

まだアクセスログ解析を使っていない人は一日も早く設置して下さい。