最近、複数のクライアント企業のGA4を見ている中で、アクセス数が急に増えているケースがいくつかありました。
一見すると「サイトへの関心が高まっているのでは」と思いますが、詳しく確認してみると、その多くが中国の蘭州市からのアクセスでした。


このように、特定の地域からアクセスが急に増えている場合は、実際の見込み客が増えたというより、クローラーや自動巡回プログラムによるアクセスの可能性があります。蘭州市には巨大なデータセンターがあるそうです。最近は、AIが情報を集めたり学習したりするために、こうした自動アクセスが増えているとも言われており、今回のケースもその一つかもしれません。
Xサーバーには、こうしたアクセスに対応するための「AIクローラー遮断設定」という機能があります。これを使えばAI系のクローラーをブロックできますが、その代わりにAI経由でサイトを見つけてもらう機会まで減ってしまう可能性があります。
これからは、Googleなどの検索エンジンだけでなく、AIの検索結果やAIの回答をきっかけにサイトへ訪問される流れも少しずつ増えていくと考えられます。
そのため、現時点ではAIクローラーを一律に遮断するのは、少し慎重に考えたほうがよさそうです。
今回の中国からのアクセス増は一時的なもので、今は収まっているようです。
アクセス数が増えていると良い変化に見えますが、必ずしもそうとは限りません。
これからは、単に数字だけを見るのではなく、「どこから来ているアクセスなのか」「実際に見込み客につながるアクセスなのか」を確認しながら判断していくことが大切です。
