デジカメやスマホで撮影した写真がなぜか明るすぎたり、暗すぎたりしてしまうということについて以前ブログに書きました。
●デジカメ スマホで撮影した写真が暗い!明るくするには?「露出補正」
今回は、形について
下の2枚の写真
同じ場所においたペットボトルを同じような角度から撮影していますが、見え方が明らかに違います。さて、何が違うのでしょう?
考えてみて下さい。
ペットボトルは動かしていません。撮影方法が違うだけです。
左の写真の上のほうが白くなっているのは、窓からの光がテーブルに反射して写っているので明るくなっているのです。
よく見ると左の写真のペットボトルは上が大きく、下に行くほど小さくなって歪んでいるのがわかります。
右の写真ではペットボトルが上から下までほぼ同じような大きさで、本来の形がきれいに見えます。
さて、何が違うのかわかりましたか?
答えは、
被写体(ペットボトル)からカメラまでの距離です。
左の写真はペットボトルの近くから広角レンズで撮影しています。
右の写真はペットボトルから離れて、望遠レンズで撮影しています。
広角レンズで撮影 | 望遠レンズで撮影 |
このような商品を、本来の形がわかるようにきれいに撮影しようと思ったら、遠くから望遠レンズで撮影したほうがいいということですね。
じゃあ広角レンズは良くないレンズなのかというとそういうわけではなく、狭い場所で集合写真を撮影しようと思えば望遠レンズでは撮影できませんから広角レンズが必要になります。
どんなシチュエーションでどんな写真が撮りたいかによって撮影する方法が変わってくるということです。
ズームレンズを使うと、広角から望遠まで撮影できますが、ただ自分が動きたくないという理由だけで広角や望遠を使っていないでしょうか?
広角と望遠で見え方がどんなに変わるのかぜひ試してみて下さい。