ミャンマーは現在東南アジアで最も注目されている国の一つです。
製造業では部品などの供給元として、中国に続き、タイ、ベトナムでも人件費が高騰してきており、最近はさらに人件費の低いミャンマーやカンボジアなどの近隣国が注目されてきています。また人口約5400万人ですが若者が多く、これからは消費国として、サービス業でも注目されつつあります。そんなミャンマーを3月中旬に訪問しました。
ミャンマーでは2月3月が最も暑い季節で、訪問した日の気温はなんと38度でした。
日本は真冬なのでどんな格好をしていくが悩みました(笑)。
しかしそんな気温でも湿度が低く、日陰に入るとわりと過ごしやすい気候です。
私が訪れたヤンゴン市街では、多くの自動車が走り、道路は右側通行なので本来は左ハンドルのはずですが、右ハンドルの日本の中古車が多いようでした。ものすごい数のバイクが走っている隣国のベトナムと違い、バイクはほとんど見かけませんでした。
翌日ジェトロヤンゴンでお話をお聞きしたのですが、ヤンゴンでは規制があり、バイクは入れないのだそうです。
新車の販売台数は、この2年、倍、倍で増えており、さらにバイクは増えると交通渋滞がさらにひどくなってしまうからだそうです。
日本製の中古車が多く走ってはいますが、2018年からは政府から国産化推奨の方針が打ち出され、右ハンドルの中古車の輸入が禁止されたそうです。日本の自動車メーカーでは、スズキが地元企業と合弁で自動車を製造しており、販売台数では1位で約58%(2018年)、そしてトヨタ、フォード、日産などが続いています。
ワーカーの平均月収は150-160ドル。中には日給300円で内職をする人もいるそうで、日本の神社のお守りづくりなどをしているそうです。お守りってこんなところで作られていたんですね!
個人的には辛い食べ物やパクチーが苦手で、タイを訪問したときには食べ物に困った私ですが、ミャンマーの食べ物は食べられないものはほぼなくて、米粉から作ったヌードルもとても美味しく頂きました。
そうそう。ヤギの脳ミソのカレーも食べましたよ。
政治やエネルギー供給の不安なども拭いきれませんが、ミャンマー人はカンボジアやラオスと比べても識字率が高く、仏教徒で性格も日本人に近いと言われています。
こういった面で日系企業の進出先として注目されているようですね。
街も人も活気があり、これから非常に伸びていく予感がしました。