ネットを利用したマーケティングでは、2000年ごろメルマガが流行ると言われてたくさんの人がメルマガを始めました。しかし、何を書いていいのかわからず、3回ぐらい書いて効果がなかったためにやめてしまった人が多くいました。
次にはブログが効果があるらしいと言われて、その人たちはメルマガからブログに走りました。でも同様にすぐに効果が出なかったために、今度はフェイスブックがいいらしいという噂を聞いてまたブログをやめてフェイスブックを始めました。
メルマガとかブログ、フェイスブックを使うというのはあくまでもツールの話。小手先の話です。
ただやればいいわけではありません。
そもそも何のためにやっているのか?
そのツールを使って何をするのかを考えることが大切です。
続ければいいからといって、毎日お昼に食べたものをアップしていても意味はないんですよ。
マーケティング手法には色々なものがあります。書店にも関連書籍が並んでいますし、セミナーもたくさん開催されていますが、内容は小手先の技であることも多いようです。
マーケティングにはまず押さえておかなければいけないポイントがいくつかあって、どんな業種にも共通する本質みたいなものがあります。
私はITやマーケティングに関する相談員をやっていますが、初めてお会いした相談者にいきなり検索エンジン対策の方法を教えたりはしません。
まずはじめに必ず聞くことがあります。
仕事の内容、業界のこと、競合、ターゲット、会社の強みなどなど相談時間の多くをこの質問に費やします。質問することによって考えるべきポイントを整理しているのです。順序立てて質問をすることで、私が何もアドバイスをしなくても相談者が自らやるべきことを見つけられることもよくあります。
これらはマーケティングを考える上で必ずやらなければならないことなんですが、それができていない人が多いということです。
もちろん中にはマーケティングのことなんて何もわからないのにいきなり急成長したという会社もあるでしょう。でもそれはたまたま宝くじにあたったようなもので、確率は非常に低いわけです。マーケティングを学ぶことで、成功する確率を確実に上げることができます。
マーケティング分析には、3Cとか4PとかSTPなどの「フレームワーク」と呼ばれるものがあります。
旅行に行って携帯の充電器を忘れたということがないように旅行に行く前に持っていくもののチェックリストを作りますよね?フレームワークはこのチェックリストに似たもので、知っておくととても便利です。
例えば、マーケティングの4P。
4Pとは「製品(Product)」、「価格(Price)」、「流通(Place)」、「プロモーション(Promotion)」の頭文字です。
がんばって良い商品を安い価格で製造することができた。宣伝して多くの人に知ってもらった。
ここまではOKです。
でも、肝心の商品がお店になかった。。。
ではダメですよね。
この4Pのどれが抜けてもだめ。
「うちの商品は品質が高いのでその分値段も高い。だから価格は考えなくてもいいんだ。」
と思う方がおられるかもしれません。
しかしそれは、うちは値段では競争をしないということを予め考えておく必要があるわけです。
そしてももちろん高いと行ってもいくらでもいいわけではありませんよね。高いなりにいくらにするのかを決めなければなりません。
この4つにどれも漏れがないかどうか予め確認しておくことで、リスクを減らすことができます。マーケティングのフレームワークを押さえることで漏れが少なくなるわけです。
これらのフレームワークは新製品の販売や新しいビジネスを始めるときにも使えます。
ぜひマーケティングの基本は勉強しておいてください。
ということで、フレームワークを始めとするマーケティングの基本をしっかり勉強することができるセミナーを企画しました。
ロンドンでMBA(経営学修士号)を取得された現役バリバリの経営コンサルタントに、マーケティングをみっちり教えてもらえますよ。