常に謙虚な心で学び、チャレンジしていくことが大切

「今日は体調が悪くてあまりにしんどかったんで現場に出ていました。」

以前、自社でクリーニング店を運営しながら、他のクリーニング店のコンサルティングをされてい るマグネットの原田さんの会社にお伺いした時に、こうおっしゃいました。
「今日は体調が悪くてあまりにしんどかったんで現場に出ていました。」 いつもはクライアントのクリーニング店の売上アップのために、オフィスで様々な取り組みを考え、 実践しておられます。一方クリーニングの現場は、とても暑い場所でアイロンを掛けたりという肉 体労働です。私はエアコンのきいたオフィスで事務仕事をしている方が楽なのではないか思いま した。

しかし、 「現場はもう何年もやっていたから何も考えなくても身体が自然に動くんです。 でもコンサルティングはそういう訳にはいかない。 全力で頭を使わないといいアイディアが浮かばないからしんどいんですよ。」 そうおっしゃいました。
人間は慣れる動物だといいます。最初は大変なことでもやっているうちにどんどん慣れてきます。 最初は一生懸命努力しますが、ある程度できるようになると努力の度合いが減ってきます。
一生懸命仕事をしていたつもりでも、昨日と同じことをやっているのであれば、それは楽をしているということなんだということに気づきました。
ともすると、人は仕事ができるようになると自分はえらいと勘違いしてしまいます。 まだ仕事を覚えていない新人が入ってくると、偉そうにしてしまうかもしれません。
しかし、何かができるようになったこと自体がえらいのではなく、 常に勉強し、行動し、新しいことにチャレンジすることがえらいのだとわかりました。
今の地位に甘んじて努力を怠っていてるようでは、必死に努力している新人にはかなわない。 私も常に謙虚な心で学び、新しいことにチャレンジしていかなければならないと感じました。