感謝の気持ち

先日、元ホームレスだった人の話を聞きました。その人は道にブルーシートで家を作って住んでいたそうですが、ある日の朝、入口を開けておにぎりを投げ込んでいった人がいたそうです。多分その人はサラリーマンで、朝コンビニでおにぎりを買ってお腹をすかしているであろうホームレスに食べてもらおうと思って親切の気持ちでで投げ込んだのでしょう。

しかし、投げ込まれたその人は、頼んでもないのにこっちの気持ちも考えずに勝手に家の中に物をお投げこんでいったという行為に対して、とても腹が立ったそうです。

もしかするとおにぎりを投げ込んだ人は、自分はいいことをしたという気持ちや優越感を持っていたのかもしれません。

ボランティアの現場でも、「自分は助けてやってるんだ」という恩着せがましい気持ちで来る人には来てほしくないという話を聞きました。そうではなく、ボランティアをすることで自分も成長する自分のためにやるのだと考えて行動できる人に来て欲しいと。

セミナーでも、会社に言われて仕方なしに参加している人は、とてもモチベーションが低いです。勤務時間中に給料をもらいながら、セミナー費用も会社に負担してもらって参加しているにも関わらず です。それに比べて自費で参加している人は参加費以上の何かを持って帰ろうと、とても前向きです。

何事も「やらされている」のではなく、「やらせてもらえている」と考えて、感謝の気持ちを持って行動ができるようになりたいと思います。