経営理念とは船の目的地?

書籍やセミナーなどでも時々、企業の経営理念の重要性が話題にされることがあります。私はホームページの作成をしており、会社案内のページを作るときには、経営理念はありませんか?とお聞きしますが、「そんなもんないわ」と言われることもあります。

私は、会社は船のようなものだと思っています。
そして、経営理念は「目的地」

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会社という船は目的地を目指して一生懸命漕いでいきます。
会社に経営理念がないとしたら、それは目的地のない船に乗っているのと同じことになってしまいます。

漕ぎ始めたときには一人かもしれませんが、目的地を目指して漕いでいるうちに仲間が増えてくるかもしれません。同じ目的地を目指して船を進める仲間が社員です。経営理念がないと目的地がないわけですから、目的を持たない人が集まってくるでしょう。

また、いくら性格が良くて才能がある人がいても、会社の船とその人の目的地が違うのであれば同じ船に乗せるべきではないと思います。

船は大きいほうが安定して早く進むことができるかもしれませんが、仲間が増えればそれだけ燃料も食料もたくさん必要になりますし、方向転換をするにも時間がかかるかもしれません。

船は早く進むほうが目的地に早く着きますが、いくら早く船を漕いでも、目的地と違う方角に進んでしまったら、いつまで経っても目的地には着きません。進み方は遅くても、着実に目的地に近づいていけば、船が沈まない限り、必ず目的地に到着します。

仕事をしていると、様々な場面で経営判断が必要となることがありますが、経営判断を誤ると目的地から遠ざかってしまうことになります。だから、正しい判断をするためには経営理念という目的地に近づいているのかどうかを考え、正しい判断をすることが必要です。

多分創業者の方はみなさんは、たとえ明文化されていないとしても明確な経営理念を持って仕事をされていると思います。しかし、それを明確に社員や後継者に伝えていかないと伝わりません。明確に伝えて、社員みんなが目的地を正しく知るためにも明文化された経営理念は必要だと感じました。

 

先輩経営者の皆さんを前に僭越なお話で申し訳ありませんでした。

ちなみにゆうきカンパニーの経営理念は、
私たちは、私たちとクライアントの夢の実現を通して、人々の幸せに貢献します
です。

これを形にできるように精進いたします。

 

2018年も大変お世話になり、ありがとうございました。
2019年も新たな取り組みにチャレンジしてまいります。
今後共よろしくお願いいたします。