生成AIで検索キーワードを考えてみよう

中小製造業のホームページにとって検索エンジンからの集客はとても大切です。

検索エンジン対策というと、「検索結果で上位に表示されること」を思い浮かべがちですが、
それ以上に重要なのが「検索キーワードの選定」です。

自社の見込み客となる人が、検索エンジンでどんな言葉を入力したときに
自社のホームページが表示されれば問い合わせにつながるのか。
この「キーワードを考えること」こそが、最も大切なポイントです。

会社の検索キーワードを考える
1. 検索事例
2. プロンプトの書き方

会社の検索キーワードを考える

例えば「送風機の修理」を行っている会社の場合、
どんなキーワードが考えられるでしょうか。

まず思い浮かぶのは「送風機　修理」ですね。

では、それ以外にどんなキーワードが考えられるでしょうか？

このキーワード選定も生成AIがアドバイスしてくれます。

生成AIのGoogle Gemini（ジェミニ）
https://gemini.google.com/
を使って実際に相談してみましょう。
ちなみに、生成AIに投げかける質問や指示の文章のことを「プロンプト」といいます。

今回、次のようなプロンプトを入力してみました。

「送風機の修理を行っている会社です。キーワードを考えてください。」

すると、こんな回答が返ってきました。

修理・サービス関連のキーワード
これは顧客が「今すぐ困っている」ときに検索する可能性が高い、最も基本的なキーワードです。
送風機修理
ブロワー修理
ファン修理
送風機故障
送風機異音
送風機振動
送風機オーバーホール
送風機メンテナンス
送風機点検
送風機寿命

すごいですよね。

「送風機」を「ブロワー」や「ファン」といった言葉に置き換えたり、
「修理」を「故障」「異音」「振動」「オーバーホール」「メンテナンス」「点検」「寿命」といった
キーワードに言い換えてくれています。

一見思いつきそうでいて、実際にはなかなか出てこない言葉も含めて、
これだけの候補を一気に洗い出してくれます。

これだけでも十分役に立ちますが、実は「聞き方（プロンプト）」を少し工夫すると、
もっとよいキーワードを提案してくれます。

検索事例

当社では、機械メーカーに向けて送風機の修理を行っています。
当社の強みは、下記の3点です。
・どんなメーカーの送風機でも修理できる
・メーカーの部品保有期間を過ぎていても対応できる
・1年間の保証がある
ホームページの検索エンジン対策に有効なキーワードを考えてください

すると、さらに踏み込んだ返答がありました。

ロングテールキーワード（強み・課題解決型）
検索ボリュームは小さいものの、成約率が高い、御社の強みに直結する具体的なキーワードです。
●1. どんなメーカーでも修理できる強み
他社で断られたユーザーを取り込むためのキーワードです。
「送風機メーカー問わず修理」
「ブロワー他社製品修理」
「汎用送風機修理」
「〇〇（主要メーカー名）送風機修理」
例: 「シロッコファン〇〇製修理」「ターボファン〇〇製修理」
●2. メーカー保証切れ・部品供給に関する強み
部品調達の困難さやコストに悩むユーザーに響くキーワードです。
「送風機製造中止部品」
「ブロワー保証切れ修理」
「送風機メーカー生産終了部品」
「ファン特注部品製作」

「送風機メーカー問わず修理」
「ブロワー他社製品修理」
「〇〇（主要メーカー名）送風機修理」
「送風機製造中止部品」
「ブロワー保証切れ修理」
「送風機メーカー生産終了部品」

など、自社の強みにしっかりマッチしたキーワードを次々と提案してくれました。