お笑い芸人 キングコングの西野亮廣さんの書籍「革命のファンファーレ」の講演会に参加してきました。
●革命のファンファーレ 現代のお金と広告-西野 亮廣 (著)
この本を読んでとても興味深い内容で、講演会にも参加しました。その講演会の内容をざっとまとめてみたいと思います。
西野さんは、クラウドファンディングでなんと1億円以上の資金調達をしています。
●キングコング西野の個展『えんとつ町のプペル展』を入場無料で開催したい!
6257人から46,373,152円を調達。
ビジネス書『革命のファンファーレ ~現代のお金と広告戦略~』の出版では、『西野亮廣講演会 開催権利』をクラウドファンディングで募集しました。
●クラウドファンディングで講演会のオファーを受けつけたい
2288人から45,950,380円を調達。
なぜこれほどの資金を集めることができるのか?
多くの芸能人はテレビに出ることでお金をもらいます。そのお金は、スポンサーからテレビ制作会社を通して受け取る。つまり、スポンサーが喜ぶコメントをする必要があるわけです。多くのグルメ番組がありますが、グルメ番組に出る芸能人は、まずい料理が出たとしても「まずい」とは言えません。まずくても「美味しい」と言わなければならないのです。でもそれが本当に美味しいかどうかは、SNSやクチコミ情報を見ればすぐにわかる時代です。つまり、その芸能人が嘘をついたことがわかってしまいます。そうなると「嘘つき」というレッテルが貼られてしまいますが、テレビに出ることで収入を得ているために、テレビに出ざるを得ない。つまり、嘘をつかざるを得ない。
知名度がある芸能人がクラウドファンディングをやるとお金が集まりそうですが、実際には資金調達ができないことも多いそうです。
テレビに出て嘘をつくと認知は上がるが信用を失っているので、クラウドファンディングをしても資金が集まらない。だから一度スキャンダルを起こしてしまうと、二度と復活できないと。
西野さんは個人でオンラインサロンを運営しています。自分が今どんなことを考えているのか、次にどんなことをするのかを知らせたり、会員から色々なアイディアをもらうためのサロンです。一人1000円/月で、現在4000人以上の会員がいるので、毎月必ず400万円以上の収入があり、出たくないテレビに出る必要がありません。
つまり、嫌なテレビに出て、嘘をつく必要がない。本当のことしか言わない。そうすると信用があがる。その結果クラウドファンディングで資金調達ができる。という循環です。
今は信用をお金に変えることができる時代。
クラウドファンディングは信用を換金することができる両替機だという話をされていました。
SNSなどにより個人の発信力が大きくなった今、嘘つきの商売は成功しません。正直に、誠意を持って行動することが信用にもビジネスにもつながる時代になってきました。