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えのき生産で圧倒的な差別化に成功した株式会社加藤えのき

公開日: : ゆうき通信, 考え方

先日、がっちりマンデーで、「農業1億円プレイヤー!!」のという特集をやっていました。

えのきは、差別化が非常に難しい商品です。
室内でプラスチックボトルを使って育てますがこのボトルの大きさには規格があり、どの会社も同じボトルで作っています。
当然できあがるえのきもほぼほぼ同じ大きさで、生産量は他社とあまり変わりません。

そこで生産量を上げるために、この加藤えのきは通常の1.5倍のボトルでえのきをつくりました。

規格品とは違うボトルで育てようと思ったらボトルを作るための金型を一から作る必要がありますし、ボトルを置く棚や移動する器具、付随する機械設備もすべて規格品用につくられているので、これらもすべて一から考える必要があり、莫大な手間と費用がかかります。

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えのきをつくるためのボトルを高価な金型からつくろうなんて会社は他になかったんです。

だからこそ、この会社は挑戦しました。
他の会社はすべて規格品のボトルで作っている。
規格品の1.5倍のボトルでえのきを作れば圧倒的な差別化になるからです。

もちろん大変な苦労はあったと思いますが、それは成功し、収穫量は大幅にアップしました。
それだけではありません。
えのきのボトルで食べ方を変えました。
えのきの根元の部分を切り落としてステーキに見立てて「ステーキえのき」として販売しました。

収穫量が増えただけであればまだ他社と価格競争になりますが、規格品のボトルではできない太さを使って、新しい商品を生み出したのです。

この肉厚は規格品のボトルを使っている他社には絶対に真似できない商品なので価格競争になりません。
唯一無二の商品になりました。
そしてこれも大ヒット!

そして年商は10億円にもなったそうです。

どうすれば他社にない商品・売り方ができるのか。
一緒に考えてみませんか?

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