常識は通用しないことがある

こんにちは　ゆうきカンパニーの坪内です。いつもお世話になり、ありがとうございます。

2月3日-4日で、対馬にセミナー講師として行ってきました。対馬ってどこにあるかわかりますか？何県でしょう？私もまわりの何人かに聞いてみましたが、知らない人も多かったです。

日露戦争で海戦の舞台にもなった場所なので、歴史に興味がある人は知っているようですが、それ以外の多くの人は知らなかったですね。

対馬がある対馬市は長崎県で最も広い市です。面積:708.6平方km。大阪市の3倍以上ですね。しかし、その多くは山林で人口は約3万人。大阪市は約270万人です。大阪市の3倍の土地に100分の一の人口ということですね。主な産業は漁業と林業。また、韓国から高速船で1時間ということもあり、韓国人の観光客が多いようです。

セミナーを開催した対馬商工会で担当してくださった方の1人のお名前が「阿比留（あびる）」さんでした。

あびる優という芸能人がいますが、とてもめずらしい名前ですよね。

「すごく珍しいお名前ですよね。」とお聞きすると、

なんと、この対馬では最も多い名前で、島内の会社に電話して「阿比留さんお願いします」だけだと、どの阿比留さんかわからないことが多いそうです。

セミナーのテーマは、

「選ばれるホームページの作り方」

私はよくセミナーで、「もしあなたがホームページを作ってもらう会社を探すとしたらどうやって探しますか？」というワークをやるのですが、検索エンジンで検索するキーワードとしてあがってくるのが「ホームページ制作＜地域名＞」です。

大阪であれば「ホームページ制作大阪」
枚方であれば「ホームページ制作枚方」

のように、近隣地域の業者を探す人が多いです。

今回のセミナーでも当然「ホームページ制作　対馬」

というキーワードがでてくるだろうと考えていたのですが、話を聞くと、なんと、対馬にはホームページ制作会社が1社もないのだそうです。

「阿比留という名前は珍しいもの」「ホームページ制作会社は近くにたくさんあるもの」という先入観がありましたが、場所やシチュエーションが違うと、今までの常識は通用しないことがあるのだということを改めて認識しました。

常識は学習して身につけるものなのでもちろん大切ですが、昔からの慣習で、何も考えずにやっていることも今一度見直してみようと思います。

あなご亭の穴子カツ 肉厚でした！